害獣のフンがもたらす悪影響!動物の侵入を防ぐ方法とは?
何かと遭遇することがある動物の被害。畑や建物が荒らされていたら非常に嫌な思いをしますよね。野生生物は特徴的な習性や目印から見分けることができます。ここでは、建物に出た害獣の種類を見分けるポイント、害獣の糞尿がもたらす被害、害獣の建物への侵入を防ぐ方法について紹介していきます。しっかりチェックしましょう。
フンから建物に出た害獣の種類を見分けるポイント
動物のフンは事件現場さながら犯人を特定するために有力な証拠になります。人家を荒らす動物には、タヌキ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、ネズミ、コウモリなどが挙げられます。
タヌキのフンは丸っこい形をしていて、大きさは2~3センチですが、一か所にたくさん集まって5センチくらいになるものもあります。タヌキは雑食性で植物、小動物、果実など何でも食べます。フンには消化しきれなかった骨や種が含まれているのが特徴です。
イタチのフンは、先が細くねじれていることが多く、ハクビシンやアライグマのフンは、タヌキより大きく長さ5~10センチ以上、丸くて長い形をしています。ハクビシンは作物の果実を好んで食べるので種が残っていることが多いです。
また、イタチもハクビシンも猛烈な匂いがします。アライグマは雑食で判別が難しいです。動物の骨、昆虫、果実など何でも食べます。
ネズミやコウモリのものはそれらより小さく細長いです。ネズミの糞はぽろぽろと小さいので比較的特定しやすいです。コウモリの糞はネズミによく似ていますが、昆虫をよく食べ、その量も多いです。昆虫の羽や体の一部があったらコウモリを疑います。
害獣の糞尿がもたらす被害
害獣がもたらす被害の大きなものとしては糞尿の害があります。なぜ、フン、尿を残していくのかというと、主にマーキングをするためです。マーキングは、自分の縄張りを示すことや、他の動物に餌を取られない効果をもち、動物によっては同じ場所に何度も尿をしたり、「ためフン」をしたりしてマーキングを行います。
上記の生物は天井裏や軒下、屋根裏部屋など、侵入できればあらゆる場所で行う可能性があります。家の中にフン、尿をされると、猛烈な悪臭だけでなく、住宅の野地板、天井の板などの腐食被害にあうことがあります。雨漏りや建築部材の腐食の原因になるので早急に対応する必要があります。
これらの糞尿はダニ、寄生虫、菌の危険性があります。ダニは、チリダニの寄生が疑われ、鼻炎・アトピー・喘息の原因になるアレルゲンになります。アライグマのフンには回虫という寄生虫がいることがあります。回虫は人の口に入った場合、腹痛などを引き起こします。
ネズミのフンはサルモネラ菌などの菌に汚染されている可能性があります。サルモネラ菌は食中毒を引き起こす菌として知られています。嘔吐、高熱が症状で、抵抗力の弱い小さい子どもや高齢の方は重症になる可能性があります。
キッチンにおいてある野菜や果実類は、ネズミが侵入して触れていれば感染することがあります。必ず手指の洗浄、水洗いを行ってください。
いずれのフンも決して素手で触らないでください。処理する際はビニール手袋などをはめて触れないようにしたうえで、捨てられるもの、殺菌できるもので処理するようにしましょう。使用した道具は袋に入れて処分するか、消毒、水洗いを念入りにする必要があります。
害獣の建物への侵入を防ぐには?
害獣の侵入により被害が多い場合、侵入できないように金網やフェンスで敷地を囲うのが有効です。
ただし、破損したり、小さな穴が空いていたりすると容易に侵入されてしまうでしょう。上記のような害獣は狭い隙間は体を丸めて難なく通過します。
破損個所はすぐに補修するか、場合によっては金網などを登って侵入するのを防ぐために、トタンなどの板で物理的にシャットアウトする必要があります。人家への侵入を防ぐには軒下の通気口、換気扇、床下の通気口など、あらゆる隙間を塞ぐ必要があります。
イタチやハクビシンなど一見大きく見える動物も、3〜4cmほどの隙間があれば入ることができます。タヌキやアライグマなども器用に隙間に合わせ体をくねらせて侵入します。
隙間を金網で塞ぐ、隙間に金属ウールを詰め込むなどの対策が必要になるでしょう。また、排水溝や通気口付近は掃除をしてきれいにしておく、家に登れそうな木をカットする、完熟した果実を取り逃さないなどの対応も必要です。
もし侵入されてしまった場合、建築物への被害がすでに出ている可能性もあります。その際は自分で対応せずに専門業者や自治体の指導を仰ぎましょう。自身で対応するとケガをしたり感染症に感染したりするリスクがあり、捕獲には自治体の許可が必要な場合があるからです。
今回は、フンから建物に出た害獣の種類を見分けるポイント、害獣の糞尿がもたらす被害、害獣の建物への侵入を防ぐ方法について紹介しました。対応を検討する際は、専門の知識を持つ方に相談することが大きな助けになるでしょう。鳥獣被害は日本全国で急増しており、大きな問題になっています。上記を参考に、害獣被害の犯人を特定し、有効な対処を行いましょう。
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