自力でカラスを駆除する方法とは?殺してしまうと罰せられる可能性も!

公開日:2021/12/15  最終更新日:2022/02/14


カラスは、我々にとってもっとも身近な害鳥です。ゴミ捨て場の生ゴミを食い散らかされたり、食べ物を取られたりといった、カラスの害にあったことがある人も多いでしょう。しかし、いくら迷惑な害鳥だとしても、カラスを勝手に殺すことは許されていません。今回は、カラスの駆除を自力で行う方法や、業者による駆除について紹介します。

カラスを殺すのはNG!その理由とは?

カラスは人間にとって身近な鳥です。しかし、あまりに身近であるがゆえに、人間にとって迷惑な行為をしでかすことが多々あります。この迷惑な厄介者を懲らしめたいと思うこともあるでしょうが、ちょっと待ってください。実はカラスは、許可なく殺傷したり捕獲したりはできないのです。

■賢い害鳥カラス

多くの人は、近所のゴミ捨て場で生ゴミを巻き散らされ、迷惑な思いをした経験があるのではないでしょうか。カラスは雑食で何でも食べるので、屋外のゴミや農作物が食害のターゲットになりがちです。また、非常に頭がよく、公園などにバッグを置きっぱなしにすると、中からお菓子などを引きずり出して持ち去ってしまうこともあるほどです。

■カラスは法律で保護されている

鳥獣保護管理法によって、国内の野生動物をむやみに殺傷・捕獲することは禁じられています。許可なく駆除した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金を課せられることもあります。この法律では、たとえどれほど迷惑な害獣や害鳥であっても保護されています。もちろんカラスも例外ではありません。カラスを駆除できないのは、このためです。

■カラスの駆除には免許が必要!

カラスを含む野生生物を勝手に殺傷・捕獲することはできません。しかし、やられっぱなしというわけにもいきませんよね。実は、一部の害獣・害鳥は「狩猟鳥獣」に指定されており、自治体などに許可を受け、適切な方法を用いれば捕獲が許されます。カラスの中で害鳥として扱われるのは、主にハシブトガラスとハシボソガラスの2種類です。これら2種類のカラスは狩猟鳥獣とされていて、許可を得て捕獲できます。

自力でカラスを駆除する方法

狩猟鳥獣にあたるハシブトガラスとハシボソガラスについては、許可を得れば捕獲はできます。しかし、許可がないと直接捕獲できませんし、カラスは総じて頭がよく、自分たちを害した相手に報復することもあります。とくに捕獲の許可がない場合は、できる限りカラスを傷つけたり刺激したりしない方法で対処するのが望ましいでしょう。ここでは、なるべく穏便な駆除方法を紹介します。

■方法その1テグス」

ナイロン製の丈夫で透明な糸です。よくビーズアクセサリーの制作などに使われます。カラスに近寄らせたくない場所に張り巡らせて使います。カラスは羽にものが当たることを非常に嫌がるので、目に見えない糸が羽に当たる状況を作ってやると、効果的なカラス除けになります。カラス除けのグッズとしては比較的安価で、畑など広い範囲でもカバーできます。

■方法その2カラスネット」

主にゴミ捨て場で使われることが多いグッズで、生ゴミの散乱を防止できます。一般的に、4mm程度の網目だとくちばしが通らず効果的のようです。カラスが視認しづらい黄色を使ったり、賢いカラスでも開けられないような工夫がなされていたりと、工夫が凝らされた商品が販売されています。

■方法その3レーザーポインター」

カラスを驚かせて撃退する目的で使います。カラスは強い光を嫌う傾向にあるので、効果的な対処法ではあるのですが、光が強すぎる場合、人体にも悪影響を及ぼす可能性があります。そのため日本では、製造・販売に細かい制限が設けられています。レーザーポインターの利用を検討する場合は、「PSCマーク」がついた製品を利用するようにしましょう。レーザーポインターの光は非常に遠くまで届くため、規格外の強力なレーザーポインターを使うと思わぬトラブルを招く可能性があります。

カラスの駆除は業者に依頼するのがおすすめ!

ここまで紹介した方法でも効果をあげることはできますが、カラスの駆除は基本的にプロに任せてしまうのがおすすめです。

■業者に依頼するメリット

素人が行う対策でも効果は得られるかもしれませんが、抜本的な駆除は不可能です。穏便な方法をとったとしても、誤ってカラスを殺傷したり、捕獲したと誤解されたりする状況に陥る可能性もゼロではありません。そのようなリスクを避けるためにも、すでに狩猟の許可を得ている専門の業者に依頼したほうが安心です。

また、駆除業者であれば専門的な知識によってより確実に駆除してもらえますし、再発防止のためのアドバイスをもらえることもあります。料金はかかりますが、結局自力でやっても道具を揃えるのにコストがかかります。法律違反を犯すリスクもなく、確実に駆除してもらえることを考えて、業者に駆除してもらうことをおすすめします。

■業者選びの際は相見積もりを!

害獣駆除業者を選ぶ際に、ぜひとも考えておきたいのが「料金」と「サービス内容」です。やたらと高い料金を取られたり、必要のないサービスを無理やり押し付けられたりするようでは、安心して依頼できませんよね。とはいえ、カラスの駆除を依頼することはそうそうないでしょうから、料金の相場やサービスの内容なんてわからないのが当たり前です。

そこで、依頼の前に、複数の業者で相見積もりを取ることをおすすめします。相見積もりを取ることで料金の相場が見えてきます。また、見積もりに記載される内訳を見れば、どのようなサービスにどれだけの料金がかかっているかがわかりますので、作業内容を比較することもできます。

逆に、内訳が書かれていなかったり、不明瞭だったりする業者は、不要なサービスをつけて料金を上乗せしている場合もあります。わからないことがあれば、納得できるまで質問し、はっきりさせておきましょう。質問に対して真摯に対応してもらえるかというのも、安心して依頼できるかどうかの判断基準になりえます。

 

ゴミ捨て場にネットをかけておけばすむ程度であればいいのですが、問題は、対策をしてもカラスから大きな被害を受ける場合です。放ってはおけないのに、下手な対策を打つと法に触れてしまうおそれがあります。そんなときは、今回紹介したポイントを踏まえて、信頼のおける駆除業者を味方につけましょう。自力では太刀打ちできなくても、専門家の知識とプロの技術で賢いカラスを出し抜いてくれますよ。

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