農作物だけじゃない?害獣によるありがちな被害・トラブルを知ろう

公開日:2021/10/15  最終更新日:2021/10/05

害獣とは、ハクビシンやイタチなど私たちの生活に害を与える動物のことです。害獣の被害は山奥で起きると思う方も多いかもしれませんが、その被害は森林から離れた住宅地でも起こりえます。庭が荒らされるなどの物理的被害だけでなく、健康面にも影響を及ぼすので注意が必要です。今回は、害獣による被害やトラブルを紹介します。

農作物被害

山奥に住む動物たちは、エサを求めて人間の生活圏に出没します。動物による農作物の被害額は200億円に及ぶといわれており、農業者だけでなく社会全体の問題となっています。それでは、害獣による農作物被害とは、具体的にどんなものなのがあるのでしょうか。

山から降りてきた動物たちはエサを求めて畑に侵入し、ビニールハウスを破壊したり、作物を掘り起こしてしまったり、成長した実をすべて食べてしまったりします。一生懸命育てた農作物が全滅してしまうことも少なくなく、農業を営む方にとっては深刻な問題です。

また、被害によって農作物の流通量が減れば価格が高騰し、私たちの暮らしにも影響が出てしまうのです。動物が山から下りてくるのは、手入れの行き届いていない里山が増えて動物たちの生活圏が広がったからだともいえます。

しかし、知らないうちに野生動物を引き寄せている場合もあります。たとえば、実のついた果樹、稲刈り後のひこばえ、出荷規格外の農作物などを畑に放置する、台所から出た生ごみを畑に捨てるなどです。人間にとってはゴミでも、野生動物にとっては立派なエサになります。

たくさんのエサが手に入るとわかれば、家の近くや屋根裏などに住み着いてしまう可能性もあるのです。狙われやすい作物としては、野菜ならトマトやサツマイモ、トウモロコシなど、果物なら桃、びわ、スイカ、ミカン、柿やブドウなどが挙げられます。糖度の高い作物はとくに狙われやすいといえます。

住宅における被害やトラブル

家に畑はないし、森林からも離れているから大丈夫と思っている方がいるかもしれません。しかし、近年では森林から離れた住宅地でも被害が報告されています。ここでは、住宅における害獣被害とそれによる影響を紹介します。

建物の損傷

動物が外壁で爪を研ぎ、外壁に傷をつけられることがあるようです。家の見た目も悪くなるうえ、穴をあけられてしまうと修理は避けられません。

害獣が天井裏に住み着いてしまい、その排泄物の腐食が進んで天井が抜け落ちてしまうこともあります。他にも、天井裏や床下にフンや食べ残しが溜まれば悪臭やダニの原因になり、清掃や消毒が必要になります。

自力で対応しきれない場合も多く、業者に頼むとなれば経済的な負担ものしかかるのです。

巣を作られる

屋根裏に侵入され、巣を作られることがあります。動物の住処になってしまうと、いつの間にか排泄物やエサの食べ残しなどが溜まっていきます。

悪臭の原因にもなるうえ、もし細菌やウイルスが含まれていたら、健康被害にあいかねません。ダニやノミが増殖する原因にもなり、アレルギーを起こしてしまう可能性もあるでしょう。

また、自力で駆除しようとして噛まれてしまい、病原菌に感染してしまう危険性もあるのです。

家が荒らされる

電気配線を切断されて停電してしまったり、窓やドアから侵入され部屋を荒らされたりするといった被害もあります。

日常的に屋根裏から鳴き声や物音がしたり、庭や家の中が荒らされたりすると、いつ目の前に害獣が現れるかわからない恐怖や不安を抱えて生活することになりかねません。

さらに糞尿などの清掃を余儀なくされ、肉体的にも精神的にもストレスがかかってしまうのです。

人間やペットを蝕む健康被害

害獣の爪や牙、排泄物に存在する細菌やウイルスが原因で、人間やペットに健康被害が起きる可能性もあります。山からやってくる害獣の爪や牙には細菌やウイルスが存在していることが多く、狂犬病や人畜共通の感染症を媒介することがあります。

害獣の中には気性の荒いものもおり、安易に近づき駆除しようとすると攻撃されてしまうかもしれません。噛まれた傷からウイルスが侵入し、病気にかかってしまう可能性もあるのです。

また、害獣の糞尿が溜まると雑菌の繁殖がどんどん進みます。ハエやゴキブリ、ダニなども繁殖し非常に不衛生な環境になり、それに伴い感染症やアレルギーの危険性も高まるのです。

さらに害獣は、山から下りてくる際にノミやダニを運んできます。とくに注意が必要なのが、「ヒセンダニ」というダニによる「疥癬」という感染症です。

ヒセンダニは皮膚に寄生し、体内に卵やフンを残し、激しいかゆみをともなうアレルギーを引き起こします。皮膚に寄生したダニは、肌から肌、または衣類を通して人から人へ感染します。また、ペットにも感染するので注意が必要です。

 

害獣による被害と聞けば、山奥の畑が荒らされたのかと想像する方が多いかもしれません。しかし、たとえ森林から離れていたとしても害獣による被害を受ける可能性は大いにありえます。そのままにしておくと、危険な感染症にかかってしまう危険性もあります。異変に気がついたら放置せず、すぐに駆除業者に連絡をして対処するようにしましょう。

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