ハクビシンの駆除後は予防対策を講じて、住居に近づけないようにしよう!

公開日:2021/11/01  最終更新日:2021/10/19

ハクビシンは人のいる住居や空き家に住み着いて騒音や破損を起こしたり、農作物を食い荒らすことで知られる害獣です。農林水産省のデータでは農作物に関して毎年4億円以上の被害を出し、同様に住居への被害も非常に大きいので、かなり注意が必要です。そこでこの記事では、ハクビシンが及ぼす被害や駆除方法、対策についてご紹介します。

ハクビシンが住み着くことにより起こりうる被害

ハクビシンによる被害で最も多いのが、住宅に住み着くことで起こる「住宅被害」です。

ハクビシンは身体が非常にやわらかく、500円玉ほどのスキマがあって顔さえ通り抜けてしまえばどこにでも侵入することができます。また木登りが得意で、細い電線などの上でも平気で移動できるので、住宅の近くの電線や木を伝って、軒下や天井裏、排気口のスキマから簡単に家の中に入ってしまうのです。

このようにして一旦住み着いてしまうと、具体的には次のような被害が発生してしまいます。

フン尿による被害

ハクビシンは一度トイレの場所を決めるとずっと同じ場所で用をすませる習性があります。天井裏に住み着いた場合、天井にシミができたり、ひどいときは雨漏りのように垂れてくることもあります。フン尿がどんどん溜まっていって、その重みで天井が落ちてしまうこともあります。

悪臭、カビ、害虫の発生

住み着いた場所に、フン尿や食べ残したものがたまっていき悪臭の原因になります。またカビや害虫が発生することもあり、住宅の木材も腐食していきます。

断熱材がボロボロに

断熱材をボロボロにして巣を作るので、住宅の断熱効果がなくなってしまいます。

騒音で睡眠が妨げられる

夜行性で深夜に動き回るため、その物音で眠れないといったことが起こります。その際の騒音はネズミの歩くような小さい音ではなく、子どもが走り回っているような大きな音です。

アレルギー症状の原因になる

ハクビシンに寄生しているノミやダニによって、咳やくしゃみなどのアレルギー症状の原因になります。ハクビシンは野生動物なので寄生虫や細菌を保有しており、感染のリスクもあります

家の生ゴミをあさる

屋外に生ゴミを放置しておくと荒らされることがあります。また果物が好物なので、敷地内に果樹がある場合には注意が必要です。

小さいペットを食べてしまったり、危害を加える

飼っていた金魚や亀が食べられてしまったという実例があります。小動物であれば食べられてしまう可能性がありますし、ペットのネコや犬に危害が加えられることもあります。

このように、ハクビシンが住宅に住み着くことによってあらゆる被害が想定されるので、もしかしたら?と思い当たることがあれば、早めの対策が必要です。

ハクビシンの駆除方法

次にハクビシンが住み着いてしまった場合の駆除方法について説明します。駆除すると言うと、罠などで捕まえる・毒を使って殺傷する・ニオイや音で追い出すといったことが考えられるかもしれません。

しかし、前提としてまずお伝えしておきたいのが、「ハクビシンを捕まえたり、殺傷することは一般的には違法」ということです。

免許や許可が必要

ハクビシンは鳥獣保護管理法で保護されている動物なので、捕獲したり殺傷したりするには「狩猟免許」や「自治体の許可」が必要です。そのため、基本的には一般の人が捕まえようとしたり、毒餌を使って殺傷することはできません。

もし自分で行いたい場合には、自治体へ申請して許可を得る必要がありますが、その許可が下りるまでに最長4週間かかることもあります。

こうしたことを考えると、自分で「捕獲」「殺傷」することはあまり現実的ではないことが分かります。ですから、それ以外の「家から追い出す」方法を試したほうがよいでしょう。

自分でできるハクビシン対策

ハクビシン対策には主に次の2つを参考にしてください。

嫌いなニオイをまく

ハクビシンが嫌いなニオイは次のようなものです。

・天敵のニオイ=アライグマ、イタチなど

・刺激の強いニオイ=トウガラシ、ニンニク、石油、煙など

これらのニオイが、市販の忌避剤(きひざい)には含まれているので有効です。またトウガラシやニンニクをつぶしたものを穴を開けたペットボトルに入れて、自作することも可能です。さらに木酢液をスプレーするのも簡単でおすすめです。

音で威嚇する

ハクビシンは聴覚も非常に発達しているので、大きな音や超音波での威嚇も効果的です。大きな音というと、発砲音やモーター音などが有効なのですが、近所への迷惑も考えるとあまり使えません。ですから、超音波が使いやすいでしょう。

動物撃退用の超音波発生機が販売されていますし、最近ではネット上に撃退用の音声が公開されていることもあります。近所への影響や手間を考えると、超音波発生機がお手軽です。

ここまで、ハクビシンの駆除方法について見てきました。捕獲や殺傷はできませんが、自分でもできる対策はあります。しかし、ハクビシンは帰巣本能があるため、一旦巣を作ってしまうと再び戻ってきてしまう可能性があります。ですから、上記の対策をしても一時的な効果しかないかもしれません。

問題なのは、天井裏や床下の状態がどうなっているのかが素人目にはハッキリと分からないところです。また、追い出すことに成功したとしても、その後の清掃・殺菌・消臭・消毒を充分にすることは難しいでしょう。そう考えるとやはり、駆除に関してトータルにサポートしてくれる専門の業者にお願いするのが確実な方法だと言えます。

ハクビシンを駆除した後はしっかりとした予防対策を!

ハクビシンを駆除したあとには、再び侵入されないために予防対策をしましょう。先ほどお伝えしたようにハクビシンには帰巣本能があるので、また戻って来てしまう可能性があります。そこで具体的な対策として次の3つを参考にしてください。

①侵入口をふさぐ

入ってこないように入り口をふさいでしまいます。主な侵入ルートは、電線や敷地の木をつたって家に乗りうつり、スキマから家の中へ入るといった形です。家に向かって伸びている枝は切って、入ってこられそうなスキマをふさぎます。わずか6cmほどの大きさがあればすり抜けてしまうといわれているので、注意が必要です。

②食料や雑草を掃除する

ハクビシンのエサになるようなものを取り除いておくことが大事です。生ゴミ、畑で廃棄された果物、ジュースの空き缶なども狙われるので、キレイに掃除するかしっかりと密閉できるゴミ箱へ入れましょう。そして、雑草などが茂っているところもハクビシンは好みます。雑草や側溝の落ち葉などもキレイに掃除しておきましょう。

③動物撃退器を設置する

先ほども紹介しましたが、超音波発生機なども有効です。最近の機器には、超音波だけでなく、ストロボ発光機能や遠隔リモート機能がついていて、赤外線センサーがうまく作動しない場所でも使えるので便利です。

以上が予防対策でした。侵入口をふさいでしまうのが最も効果的なのですが、家のスキマといっても至る所にありますから、自分でやるには少し不安を感じる方もいるかもしれませんね。またそのときには、間違ってもハクビシンを中に閉じ込めてしまうことがないように十分に注意してください。

 

ここまでハクビシンによる被害と対策についてお伝えしてきました。ハクビシンによって住宅に甚大な被害が出ることもありますが、捕獲・殺傷はできないので追い出すしかありません。

対策としては、ニオイや音、侵入口をふさいで再侵入を防ぐなどが効果的といわれています。もし今ハクビシンの被害にあってお困りでしたら、ぜひ参考にしてください。また自分ではどうしても難しい場合には、専門業者を利用することも検討してみてくださいね。

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