紙魚(シミ)ってどんな虫?発生してしまったときはどう対処すればいい?

公開日:2022/08/15  最終更新日:2022/06/15


紙魚と書いて「シミ」と読む虫を知っている方は少ないかもしれません。しかし、一度発生してしまうと駆除するのに手間がかかるため、専門の業者に対処してもらわなければならない可能性があります。そこで今回は、紙魚とは何か、発生してしまった場合の効果的な対処法について解説していきます。

紙魚(シミ)とは

紙魚という昆虫は、シミと呼ばれます。漢字だけを見ると、読み方がわからない方も多いのではないでしょうか。漢字の通り、紙を食べてしまうのが最大の特徴です。大切な書籍や雑誌を保管しておいて、ふと開いてみたらボロボロになっている場合、紙魚の仕業かもしれません。

なお、海外でも広く分布しており、シルバーフィッシュとも呼ばれています。体表が銀色であることから名づけられたのですが、日本でも海外でも害虫として扱われています。近年見かけるようになった虫ではなく、約3億年前から存在する原始的な虫です。長期間絶滅することなく存在し続けているのは、生命力が強いからでしょう。基本的に高温多湿の場所を好みますが、冬場の厳しい寒さの中でも生き延びられる生命力があります。

また、紙を食べますが、1年間何も食べられなくても生き続けられる生態も特徴でしょう。つまり、日本の冬場、暖房の効いた部屋にひっそりと隠れており、梅雨~夏にかけて活発に活動することも可能なのです。体長は810mmほどしかないため見つけにくく、78年が平均寿命と昆虫の中では比較的長い寿命となっています。ただし、人間に直接危害を与えることはありません。

紙魚が発生してしまった場合の対処法

人間を直接攻撃する可能性がないとはいえ、住宅内で見つけたら対処しておくのがおすすめです。大切な書類や雑誌、掛け軸などをボロボロにしてしまう可能性があり、一度棲み着くとしぶとい生命力で、ひっそりと潜んで過ごします。見つけた際の最も簡単な対処法は、殺虫剤をかけることです。体長は小さいため、汎用性の高い殺虫剤で十分効果を得られます。

なお、殺虫力の高いゴキブリ用の製品を使用するのもおすすめです。殺虫剤を新たに購入する場合は、ピレスロイドという成分が含まれているか確認しましょう。ピレスロイドは殺虫力と即効性の高い成分のため、さっと吹きかけるだけで簡単に退治できます。

しかし、姿を見つけても手元に殺虫剤がない、大切な書類に殺虫剤を吹きかけたくないということもあるでしょう。その場合は、ホウ酸団子を設置しておく方法があります。ホウ酸団子にはたんぱく質が豊富に含まれており、たんぱく質が好きな紙魚をおびき寄せられます。ホウ酸団子は市販されていないため作らなければなりませんが、一度作ってしまえば置いておくだけで効果を得られます。ただし、ホウ酸は人間やペットにも有害な成分です。幼児の場合57gで死に至るため、お子様やペットのいる環境での取り扱いには細心の注意を払いましょう。

ホウ酸を使用するのに抵抗があるという場合、茹でてペースト状にしたジャガイモを紙皿に置いておく方法もあります。ジャガイモに含まれるたんぱく質におびき寄せられるため、集まったところをまとめて処分できます。毒が入っていない分、食べるだけで駆除できるものではありませんが、安全性の高い対処法といえるでしょう。また、殺虫剤を使うと死骸を捨てなければなりませんが、紙皿を活用すればお皿事捨てられるのもポイントです。

紙魚の発生を防ぐのに効果的な対策とは

紙魚は、そもそも発生させないことが重要です。住みにくい環境にすれば発生を防げるため、ポイントを確認しておきましょう。

まず、紙魚はラベンダーの香りが苦手です。臭いに敏感なため、玄関先にラベンダーの花を置いたり、ラベンダーのアロマを炊いておいたりすると発生しにくくなるのです。なお、ラベンダーに限らずハーブ全般の香りが苦手なため、お気に入りのハーブを住宅の周りに植えるのもいいでしょう。また、高温多湿の場所を好む性質があります。室内を長期間閉めっぱなしにしている、気温が30℃を超えているのにエアコンをつけていないとなれば、過ごしやすい環境になってしまうのです。

逆をいえば、温度が低く乾燥した場所は苦手な環境です。梅雨時期や夏場はエアコンを活用し、湿度を40~50%に調整しておくようにしましょう。人間の健康を考えると、湿度4050%は適した環境です。湿度下げようとしすぎて2030%にしてしまうと、人間が体調不良になる可能性があるのでやめましょう。

そのほか、郵便物の段ボールを放置しない、紙類を極力減らすというのも効果的な対策です。基本的に清潔な環境を維持していれば発生しにくいため、日ごろからこまめな掃除を心がけましょう。

 

紙魚は人間に直接害を与えることはありませんが、書籍や掛け軸、書類など紙を食べてしまいます。また、生命力が強く、平均寿命は78年、1年間食べ物がなくても生き延びられる生態が特徴です。一度発生してしまうと駆除するのに手間がかかるため、そもそも発生させないことが重要でしょう。住宅内を清潔にしておく、湿度や温度調整をこまめに行うなどが有効な対策です。

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