個人でハクビシンを駆除するのはNG!自分で可能な対策とは?

公開日:2021/10/15  最終更新日:2021/10/05

近年ハクビシンの被害は、地方だけでなく東京を含む都会でも報告が増えてきています。ハクビシンは外来生物の一種で、日本では天敵が少ないことや環境への適応性が高いこと、そしてとくに都会ではエサとなる生ごみが多いことなどから、繁殖が加速したようです。この記事では、ハクビシンの駆除方法や、駆除におけるタブー等について紹介します。

ハクビシンによる被害の例

まず、ハクビシンが浸入してくると、何が起きるのでしょうか?実際に起こり得る、ハクビシンによる被害の例を紹介します。

家が腐敗する原因に

ハクビシンには「ため糞」といって、同じ場所に糞をためる習性があります。屋根裏や倉庫、軒下などに侵入したハクビシンのためた糞により、常時湿った状態となります。とくに屋根裏にため糞があると、木材が腐食して天井が落ちてくることもあるのです。

電気配線に悪影響!

同じく排泄物による被害となりますが、電気配線に悪影響が出ます。具体的には、尿や糞が天井裏に配線された電線のジョイント部分にかかり、電気がショートしてしまうのです。最悪の場合、火事が起きてしまう可能性もあります。

家庭菜園が荒らされる

ハクビシンは当然、エサを求めて人間の住空間へ侵入してきます。そのため、家庭菜園があるのなら、収穫間近の農作物が食い荒らされてしまうようです。また、育てていた花や観葉植物なども、同様に食い荒らされてしまう被害が多発しています。

人体への健康被害も

ハクビシンのため糞は、悪臭を放ちます。さらに、ただ臭いだけでなくダニ・シラミ・ノミといった害虫も発生し、人体への健康被害も懸念されているようです。

ハクビシンは個人で駆除してはならない

意外に思う方が多いかもしれませんが、ハクビシンは個人で駆除してはいけません。なぜなら『鳥獣保護管理法』という法律により、ハクビシンは保護の対象とされているからです。

鳥獣保護管理法って何?

『鳥獣保護管理法』とは、生物の多様性を守ることを目的に「鳥獣の保護」を目的とした法律です。乱獲を防ぎ適切な狩猟が行われるために設けられた法律なので、たとえ住居や敷地内に侵入し害を及ぼす動物であっても、許可なく駆除してはいけません。

勝手に駆除したらどうなる?

もし、知らずに勝手に駆除してしまった場合は、「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科せられてしまいます。つまり、犯罪者として刑事裁判にかけられ、有罪判決を受けることになるのです。法律上「知らなかった」では許されないので、自身の今後の人生のためにも絶対に勝手に駆除しないようにしましょう。

ハクビシンの対策方法

ハクビシンの頭は人間の握りこぶし程度の大きさで、頭と同じぐらいの幅があれば容易に体が通ってしまいます。そのため、高い身体能力を活かして、小さな穴からでも侵入してくるのが特徴です。では、ハクビシンの侵入を防ぐためには、どんな対策方法があるのでしょうか?

こまめに掃除する

ハクビシンはエサを求めて、生ごみなどを漁ります。そのため、ゴミは放置せずきちんと片付けましょう。ジュースの匂いで引き寄せられることもあるため、缶を洗ってから捨てることも重要です。

また、物陰や草陰に寝床を作る習性があるため、住居の周りに生えた雑草はこまめに刈り取り寝床を作らせないようにしましょう。

嫌いな臭いを利用

嗅覚に優れたハクビシンは、匂いに敏感です。唐辛子やニンニク、木酢液、石油や天敵であるアライグマの匂いが苦手なので、うまく活用しましょう。また、ハクビシンの忌避剤もあるため、よさそうな物があれば購入することをオススメします。

ハクビシンを駆除する場合は専門業者へ依頼すること

基本は「侵入されないよう対策すること」が大切ですが、それでもハクビシンが入ってきてしまうことがあります。そんな時は自分で駆除するのではなく、専門業者へ依頼しましょう。

駆除にかかる費用相場は?

「最低でも10万円程度」といわれています。少なくとも3社以上で見積もりを取り、ハクビシンを駆除するための法的な手続きをしてくれて、なおかつ駆除実績の豊富な業者を選びましょう。また、ただ駆除するだけではなく、「ハクビシンが再び近づかない環境づくり」をしてもらうことも大切です。

費用にかかる3項目

ハクビシンの駆除費用で、とくに大きな割合を占めるのは以下の3項目です。まず、1つ目がハクビシンを捕獲する罠の設置費用、2つ目が捕獲後の処理費用、そして3つ目が「害獣捕獲申請」という法的手続きを代行するための費用です。

こんな業者はアウト!

なかには許可なく罠を設置し、捕獲したらその場でハクビシンを処分する業者もいます。しかし、このような荒っぽい業者は、完全にアウトです。また、作業ごとの単価が明確になっているか?なども業者を選ぶ重要なポイントです。

 

ハクビシンの駆除について、個人で駆除するのはNGであること、そして自分で可能な対策などについて紹介しました。ハクビシンは、人間に襲われた経験が少ないため人間を恐れず、住宅への侵入が多い害獣です。そのため、まずは侵入を防ぐ対策をしっかり行い、それでも入ってきてしまった場合は業者に依頼する必要があります。法的な縛りもあるので、決して個人では対処しないようにしましょう。

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