繁殖力が高い厄介な害獣!ネズミの具体的な駆除方法を学ぼう
ネズミは、害獣として代表的な動物です。その小さな体に見合わず、人間の生活に非常に大きな悪影響を及ぼし、ときには生命まで脅かすことも。ネズミが家に住み着いていたら要注意です。今回は、そんなネズミの脅威に対抗すべく、ネズミの生態や人間生活への影響、駆除方法についてお伝えします。
ネズミの生態
「己を知り敵を知れば百戦危うからず」という言葉があります。対策のためにも、まずはネズミの生態について確認しましょう。
■驚異的な繁殖能力
「ネズミ算」などといいますが、その言葉どおり、ネズミの繁殖力は驚異的です。年に6~7回、しかも1回に6~10匹ほどの子どもを産むうえ、生後2~3か月で成体になる、つまり子どもが産めるまでに成長するので、手に負えないスピードで増えていきます。また、雑食性で何でも食べる生命力の強さがさらに厄介です。
■歯が永久に伸び続ける
ネズミを含むげっ歯類は、一生前歯が伸び続ける特徴があります。伸び続けるままにしておくと、いずれ前歯が口をふさいで食事が摂れなくなり、餓死してしまいます。そのため、何か硬いものをかじることで前歯をすり減らし、一定の長さに保っているのです。
■夜行性のかしこい動物
ネズミは夜行性の動物です。また、学習能力の高さも有名で、1度かかった罠には2度かからないという研究結果が出ているほどです。その学習能力の高さによって、新しい環境にも適応します。ネズミは非常にかしこい生き物なのです。
■「家ネズミ」とは
人家に住み着くタイプのネズミを「家ネズミ」と呼びます。日本のネズミで家ネズミにあたるのは、クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミの3種類で、種類によって生態が異なります。
大きな耳と長い尾をもつクマネズミは、家屋の天井裏や壁の中、ビルの高層階などに、ビニールや紙などで巣を作って住みます。警戒心が強く、壁や配管を登るのを得意としています。
ドブネズミはどっしりとした胴をしており、獰猛です。湿気のある場所を好み、排水口や下水管、キッチンなどに住み着きます。水に近い場所を好むだけあり、泳ぎは得意です。
ペットとしてもお馴染みのハツカネズミは、他の2種が体長20cmほどあるのに対し、体長7~9cm程度と小柄。わずかな隙間からでも入り込むうえに、家ネズミの中でもとくに繁殖力が高いため根絶が難しくなりがちです。自然環境を好むため、主に畑の周りなどの屋外に住みますが、冬場になると家屋に侵入して過ごします。都市部では倉庫などに住んでいることも。
この3種はいずれも雑食ですが、ドブネズミは比較的肉食を好み、クマネズミとハツカネズミは穀物中心に食べる傾向にあります。
■ラットサイン
ネズミがいる痕跡、つまり「ラットサイン」があると、ネズミが家に住み着いている可能性があります。ネズミは天井裏や食料がある場所に出没しやすく、天井などからの物音や、食べ物がかじられた痕跡があれば、ネズミが住み着いている可能性があります。糞や尿などの排泄物もラットサインとして有力です。
ネズミは移動しながら尿をする習性を持っており、その尿には蛍光物質が含まれています。暗い場所でブラックライトを当ててみて光る部分があれば、その発光物はネズミの尿かもしれません。ネズミの習性を知り、ラットサインから侵入口や住処を特定することで、すみやかな駆除につなげることが可能となります。
家に住み着いたネズミによる被害
1匹1匹は小さいですが、高い繁殖力やその生態によって引き起こされる被害は、その体の大きさからは信じられないほど、大きく深刻なものになることがあります。ここでは、ネズミによる悪影響をいくつか紹介します。
■健康被害
ネズミは多くの病原菌やダニなどの寄生虫を運ぶので、ネズミの活動によって菌や虫が家の中に広がり、感染症やアレルギー、虫刺されなどの健康被害を引き起こす可能性があります。14世紀にヨーロッパで猛威を奮ったペストはネズミが媒介したとされており、当時の世界では致死率の高い恐ろしい病気でした。現代でもどのような病気の媒介になるかわかりません。依然、脅威としてとらえる必要があります。
■建物・設備への被害
ネズミが建材をかじったり、建材に糞尿をつけたりすることで建物を傷めるおそれがあります。それだけでも手痛い損害になりえるのですが、屋内の電気配線をかじられて、電気障害や、ひどい場合には火災を引き起こすことも。
■食害
ネズミは雑食性で、人間が食べるものなら大概のものを食べるため、食料を食い荒らされます。クマネズミやハツカネズミは農作物を好むので、畑があれば作物を荒らされる可能性もあります。また、ネズミがかじった食べ物には菌などが付着することがあります。知らずに食べると食中毒などの健康被害を引き起こし、深刻な問題に発展しかねません。
自分でできるネズミの駆除方法
ネズミの害は深刻な影響を及ぼします。ネズミの存在に気づいたら、なるべく早く対策を取りたいですよね。では、ネズミを自分で駆除するにはどのような方法がよいのでしょうか。ここでは、個人でできる具体的な駆除方法を紹介します。
■忌避剤
ネズミが嫌がるにおいで、ネズミを追い出したり侵入を防止したりします。スプレータイプや燻煙タイプの他に、設置すると一定の間薬剤を出し続けるタイプがあります。
■粘着シートによる捕獲
ネズミを捕獲するためのグッズです。忌避剤とは逆に、ネズミをおびき寄せる誘引剤を含んでいる製品もあり、ネズミの通り道や捕食場所に設置すると効果的に捕獲できます。シートの周りに新聞紙を敷いてネズミの汚れを取り除いて粘着力を高めたり、飛び越えて逃げられないように隙間なく設置したりするのもポイントです。適切に設置できれば効果はてきめんですが、捕獲後のネズミを放置すると不衛生なので、自分で処分する必要があります。
■毒餌・殺そ剤
毒でネズミを駆除する方法です。毒が蓄積するタイプ、急性毒タイプなど、いろいろな種類があります。小さい子どもやペットなどが誤って食べないように、取り扱いには細心の注意を払う必要があります。また、毒を食べたネズミがどこで死ぬかわからず、死骸の処分が難しいことも。ネズミの死骸が悪臭を放つため、とくに夏場は使用を控えたほうがいいでしょう。
ネズミをより確実に駆除するなら業者依頼がおすすめ!
ネズミの駆除は、なるべく早めにプロに頼むのがよいでしょう。
■業者に依頼するメリットは?
ネズミは自力で駆除できないこともありませんが、先ほど紹介した方法はいずれも、充分な知識を持つことで充分な効果を発揮します。感染症にかかったり、駆除しきれず繁殖されてしまったりするリスクがあるからです。また、「スーパーラット」といって、殺そ剤が効かない個体も存在します。
駆除業者なら、正しい知識をもって駆除にあたってくれるため、感染症拡大のリスクも低く、そしてネズミが増える前に安全かつ確実にネズミを一掃してくれます。
■どんな業者に頼んでも大丈夫?
とはいえ、どんな業者に任せてもいいわけではありません。選んだ業者によっては駆除が不充分だったり、不適正な料金を請求されたりと、後々トラブルに見舞われてしまうこともあります。
■業者を選ぶポイント
まずは「事前の現地調査」がポイントです。必ず事前に調査してくれるところを選んでください。それから、複数の業者を比較することをおすすめします。相見積もりを取りましょう。
その際、「住んでいたネズミの種類は?」「作業内容は?それを行う理由は?」など、いくつか質問を用意しておきましょう。すべての業者に同じ質問をしておくと、業者同士の比較がしやすくなりますよ。質問に対する業者の対応も、判断基準になります。
また、見積りに内訳を記載してくれるかも重要です。内訳の記載がない場合や不明瞭な場合は、必要のない工事が料金に含まれていることもあるので要注意です。わからないことは納得いくまで確認しておきましょう。
ネズミは素人判断では完全に駆除できず、手に負えなくなることもあります。感染症などのリスクもあるので、安易に手を出すのは危険です。もしネズミそのものやラットサインを発見したら、焦りは禁物。はやる気持ちを抑えて駆除業者に相談しましょう。正しい知見をもったプロであれば、自力で対策するよりも迅速かつ確実に駆除してくれますよ。
大阪府でおすすめの害獣駆除業者ランキング! 口コミで評判の高い人気の業者を徹底比較

名前
ポイント

名前
ポイント

名前
ポイント

名前
ポイント

名前
ポイント