アライグマの危険性!被害を抑える方法とは?

公開日:2021/10/01  最終更新日:2021/10/05

アライグマは見た目も愛らしく、一昔前のアニメで爆発的な人気を集めました。しかし、実際には獰猛な性格の持ち主で、年間3~4億円の農作物への被害があることから「農業の敵」とも呼ばれています。極めて危険な動物のため、見かけても決して触ってはいけません。この記事ではアライグマの危険性と、被害を抑える方法について紹介します。

アライグマの生態

アライグマは、国内47都道府県にて存在が確認されています。つまり、「アライグマはどこでも暮らせる」ということです。そもそもアライグマとは、どんな生態の動物なのでしょうか?

見た目の特徴について

体長は大体40~95cmほどで、目の周りが黒いのが何よりの特徴です。よく似た動物にハクビシンや狸、アナグマがいます。なお、顔が丸く、黒いヒゲが生えているのがアライグマの特徴なので、それで見分けることが可能です。

妊娠率は、ほぼ100%

アライグマは繫殖力が極めて強く、妊娠率はなんとほぼ100%といわれています。1回の出産につき3~6頭の子を出産し、子どもたちは2年で性成熟します。また、日本国内にはアライグマの天敵にあたる動物がいないため、捕まえない限り無尽蔵に増える一方です。

何を食べているのか?

雑食のため野菜や木の実はもちろん、鳥や昆虫なども食します。泳ぎがうまいため、魚や両生類、爬虫類なども食べるのが特徴です。また、意外に思う方もいるかもしれませんが、甘い物も好きなので果物やスナック菓子も好む傾向があります。

アライグマの危険性

アライグマは現在、「特定外来生物」に指定されています。特定外来生物というのは、「生態系に害を及ぼす可能性のある生物」という意味です。そんなアライグマは、さまざまな危険因子を持っています。

攻撃性が高い

アライグマは愛らしい見た目とは真逆で、攻撃性が極めて高いです。これまでもペットの犬を襲ったり、家畜の牛の乳首を噛みちぎって食べたり、狩猟犬を噛み殺したりした例もあります。もちろん人間に対しても、噛みついたり引っかいたりするため、見つけても絶対に近づいてはいけません

触ると病気になる!?

アライグマの体にはマダニが付着しており、下痢や発熱などの症状が出る感染症を引き起こします。また、アライグマの小腸には「アライグマ回虫」という寄生虫がおり、人の体内に入ると脳神経障害を起こし死に至る可能性もあるのです。

その他、狂犬病・レプトスピラ症・カンピロバクター・サルモネラ菌なども保菌している可能性があるため、非常に危険です。

糞尿で家が腐る?

アライグマは人間に対する警戒心が低く、住居の屋根裏に住み着いてしまうこともあります。屋根裏に住み着かれると糞尿が垂れ流し状態となり、木材や断熱材などが常に湿った状態となり腐食を招きます。さらにアライグマが天井裏を走り回ることにより、腐った天井板が破損して落ちてきてしまう被害もあるのです。

アライグマの対策方法

もし、アライグマを家の中で見つけたら、自分で対応するのではなく、速やかに保健所または最寄りの役所に連絡しましょう。

アライグマをはじめとした害獣駆除の対応をしていない自治体なら、害獣駆除業者へ依頼するようにしてください。また、一般人ができるアライグマの対策方法は、基本的に「侵入してこないように防ぐこと」となります。

忌避剤を使う

ハッカの匂いや燻煙剤など、アライグマが苦手な匂いを含んだ忌避剤を使い、侵入を防ぐ方法です。既に「エサ場だ」と認識されている場合は効果を発揮しにくいのですが、まだ侵入してくる段階なら効果的だといえます。

侵入口を作らない

換気扇・軒下の換気口など、アライグマはわずかな隙間からでも侵入します。「こんな小さいところから入ってこないだろう」と思っていても、いつの間にかアライグマが家の中に侵入していることもあるのです。

近隣でアライグマの被害の話が出るようになったら、金属製の丈夫な網や柵などで換気口を塞ぎ、侵入口を作らないようにしましょう。

生ごみを放置しない

アライグマは雑食のため、何でも食べます。とくに民家の近くで出る、さまざまな食材の入った食べ残しや生ごみは大好物です。そのため、生ごみを屋外に放置しておくと、格好のエサ場になってしまいます

ゴミの日までは家の中で保管しておく、あるいはゴミ捨て場にも鍵をかけて侵入できないよう対策をすることが重要です。

 

かつてアライグマはアニメ作品の影響で、日本にペットとして大量輸入されてきました。しかし、いざ飼ってみたら手に負えず、捨ててしまった飼い主が数多くいたのです。そのため、アライグマが害獣化してしまったのは、人間の身勝手による結果といえます。

しかし、今や「日本の侵略的外来種ワースト100」として認定を受け、行政からも危険な生物として認知されているため、見つけたら迷わず駆除の対策や相談をして戦いましょう。

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